介護の相談 / 2026年9月14日

ケアプランの家族の意向|磐田で伝える前の整理

高齢の父の話を娘と息子が聞き、食卓の別々のメモ用紙に希望と家族の考えを整理するイラスト
記事の内容をもとに作成したAI生成イラストです。実在する人物・施設ではありません。

親と家族の希望が違います。ケアプランにはどう伝えればいいですか。

ケアプランへ家族の意向を伝えるときは、本人の希望と家族が担える範囲を分けてメモします。家族内でも誰の意向かを記し、違いを無理に一本化せず担当ケアマネジャーへ渡してください。希望を伝えても利用や費用が確約されるわけではありません。2026年9月21~23日の祝日・休日に会うなら、契約を決める前に本人の言葉を聞く機会にできます。

9月21~23日は、親に結論を迫る日ではない

内閣府の2026年の祝日・休日一覧では、9月21日は敬老の日、22日は祝日法による休日、23日は秋分の日です。22日は振替休日ではなく、祝日法第3条第3項による休日と記載されています。

磐田の実家へ帰る予定があるなら、親御さんの暮らしについて話す機会になります。ただし、家族の休みと、ケアマネジャーや事業所の対応日は同じとは限りません。祝日一覧から相談窓口の営業を推測せず、面談日は直接確認してください。

私は、家族が集まる日を「決める日」に固定しない方がよいと考えます。顔を合わせた勢いで利用先まで決めるより、親御さんが何を続けたいか、一つ聞けたことを成果にできます。日程の整理は2026年の敬老の日と親への確認も参考になります。

ケアプランでは本人と家族の意向を区別して書く

厚生労働省掲載の「ケアプラン点検項目マニュアル」第2.1版は、2024年8月の資料です。27頁の項目33は、本人と家族の生活に対する意向が違う場合、それぞれ区別して記載する扱いを示しています。

本人の意向には本人が語った内容を記し、家族の意向は誰のものかが分かるようにする。続柄や名前などで識別する考え方です。「家族の希望」と一括りにすれば十分、という点検基準ではありません。

この資料はケアプランを点検する側のマニュアルです。家族が点検表の書式を埋めて提出するための資料ではありません。それでも、相談前に何を分けておけばよいかは読み取れます。以下のメモは、その考え方を踏まえた私の提案です。

良い点は、家族と本人の違いを、記録から消さずに扱えることです。「自宅で暮らしたい」という希望と、「夜の見守りを続けるのは難しい」という家族の事情は、同時に存在します。どちらかを無かったことにする必要はありません。

本人の希望と家族が担える範囲を、別々にメモする

ケアプランに伝える相談用メモは、本人の言葉と家族の考えを別欄にします。紙を2枚に分けても、1枚に二つの欄を作っても構いません。文章の上手さより、誰が何を話したかが分かる形にします。

欄書く内容混ぜないこと
本人の希望続けたいこと、困っていること、避けたいこと家族の推測を本人の発言にしない
家族の意向誰の考えか、心配な場面、支援してほしいこと家族全員が同意した形にしない
家族が担える範囲曜日や時間、連絡方法、継続できる手伝いその日だけ可能なことを毎週の約束にしない
まだ分からないこと費用、利用条件、本人へ聞けていないこと空欄を勝手な結論で埋めない

本人へは「どのサービスにする?」より、「家で続けたいことは何?」から聞くのを勧めます。サービス名を知らなくても答えられるためです。本人が話す途中で、家族の心配を先回りして足さず、一度そのまま書き留めます。

「心配だから見守ってほしい」という家族の意向には、心配した具体的な場面を添えます。実際に見たこと、本人から聞いたこと、家族の推測を分けると、ケアマネジャーへ確認してほしい点が見えてきます。分からない部分は「未確認」と書けば十分です。

親の暮らし全体を確認する準備は、親の介護準備チェックリストにあります。今回のメモは、その全項目を埋めるための宿題ではありません。意向を伝えるために必要な範囲から始めます。

担当ケアマネへ渡した後も、反映のされ方を確認する

磐田市の「介護サービスを利用するには」は、認定後に居宅介護支援事業所または地域包括支援センターへケアプラン作成を依頼する流れを案内しています。担当ケアマネジャーがいるご家族は、作成や見直しの相談時にメモを渡します。

  1. 相談の連絡で「本人と家族の意向を分けたメモがある」と伝える。
  2. 本人が話した内容、家族の意向、担える範囲の順に説明する。
  3. 意見が違う部分と、未確認の部分をそのまま示す。
  4. ケアプランにどう反映するか、検討が必要な点は何かを聞く。
  5. 次に誰が何を確かめるかと、連絡する日を相談して決める。

希望を伝えることは、希望したサービスの利用保証ではありません。本人の状態、利用条件、費用、提供体制などを踏まえた検討が必要です。家族は「希望を書いたから契約も済んだ」と扱わず、説明と契約の内容を別に確かめます。

計画の説明を受けたら、本人の希望が別の意味になっていないかを確認してください。家族が毎日できることとして書かれていても、実際は休日だけなら訂正を求めます。文言の修正は相手の仕事を否定することではなく、実行できる計画に近づける作業です。

話し合いがかみ合わないときも、変更を先に決めず、どの説明が不足したかを整理します。相談相手との関係を考える際はケアマネジャーの変更と選び方を参照できます。

運営する側から言うと、できないことを消してはいけない

ケアプランの相談で、家族が担えないことを消してはいけません。私はこう考えます。本人の希望に合わせたい気持ちと、家族が継続できる範囲は別です。無理な約束をして話を収めても、暮らしの中では約束が残ります。

私は大石浩之(磐田市/不動産業)です。富士ヶ丘サービス株式会社の代表取締役として、住まいのサービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」、通所のふじがおか見付デイサービス、訪問のふじがおか訪問介護センターを運営しています。3サービスは別物で、住まいと介護サービスの契約も別です。

これは特定の家族の実話ではなく、サービスを提供する利害のある私の意見です。「安心できる支援」を勧めたい気持ちはあります。ただ、家族の安心という言葉で本人の希望を覆ってしまわないか、私は迷います。だから、利用先の話より先に本人の言葉を置きます。

その上で注文したいのは、家族の意見を一つへそろえることを相談の前提にしないことです。離れて暮らす子と同居する子では、見ている時間帯も担えることも違います。一人の発言を「家族一同の希望」にせず、違いを検討材料として残してください。

今日の確認は、本人に一問だけ聞くこと

今日できる確認は、親御さんへ「これからも自分で続けたいことは何?」と聞くことです。答えと聞いた日をメモし、家族側は自分が担える範囲を別に書いてください。話したくない日なら、改めて話せる日を相談すれば構いません。

9月21~23日のうちに合意や契約まで終える必要はありません。本人の意向を聞けた、家族の限界を言葉にできた、次の相談先が決まった。そのどれかができれば、判断の材料は増えています。まだ決めない自由を残したまま、担当者へつなげてください。

本人の返答が変わり、希望をどう聞くか迷う場合は、認知症の意思決定支援|親の希望を聞く3つの工夫も参照してください。

関連する確認として、介護の個人情報同意書|磐田の家族の確認点も整理しました。

よくあるご質問

本人と家族の希望が違ったら、どちらを書けばよいですか。

両方を区別して書き、違っている点も担当ケアマネジャーへ伝えてください。本人が話した内容と、家族が考えた内容を混ぜないことです。家族側は誰の意向かを添え、担える曜日や継続できないことも記します。その場で一方へ合わせず、本人の暮らしと支援体制をどう両立するか相談する材料にします。

家族の意向は専門用語で書く必要がありますか。

相談用メモを専門用語で整える必要はありません。本人が続けたい生活、家族が心配する場面、家族が担える範囲を普段の言葉で書きます。このメモは正式なケアプランの代わりではなく、ケアマネジャーが状況を把握する材料です。内容が計画にどう反映されたかも、説明を受けて確かめてください。

帰省中にサービス契約まで決める必要がありますか。

2026年9月21~23日は祝日・休日ですが、介護契約を決める期限ではありません。親御さんの希望を聞き、家族が担える範囲を確認するだけでも相談は進みます。担当者との面談可能日、必要な支援、費用、開始時期は別途確認してください。利用可否や自己負担は個別条件で変わります。

著者・大石浩之(富士ヶ丘サービス代表取締役・宅地建物取引士)の顔写真

この記事を書いた人:大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

磐田市見付でサービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」、ふじがおか見付デイサービス、ふじがおか訪問介護センターを運営する富士ヶ丘サービス株式会社の代表取締役。介護施設の運営から不動産事業を始め、実家じまい・相続の相談も一件ずつ受けています。プロフィール

参考にした公式情報

以下の一次情報を2026年9月14日に確認しました。

制度・数値・利用可否・自己負担は、個別の状況と時期で変わります。この記事は一般的な整理です。

当社への相談は入居や契約を決める前でも構いません。電話と相談フォームから選べます。

介護相談フォーム 電話で相談(0538-33-7070/9:00~17:30)

担当のケアマネジャー、または地域包括支援センターに確認してください。

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