介護保険 / 2026年9月1日

要介護認定の更新はいつから?磐田市は60日前

高齢の本人と家族、ケアマネジャーが食卓で認定書類とカレンダーを確認するイラスト
記事の内容をもとに作成したAI生成イラストです。実在する人物・施設ではありません。

親の要介護認定は、いつから更新できますか。

磐田市では、認定有効期限の60日前から更新申請ができます。介護保険被保険者証で満了日を確かめ、申請書、訪問調査希望票、主治医意見書の依頼先を揃えます。本人だけでなく、家族、ケアマネジャー、地域包括支援センターなども代行できます。状態が変わったときは更新日を待たず相談してください。

60日前は締切ではなく、申請できる最初の日

磐田市が2026年6月9日に更新した「介護サービスを利用するには(要介護認定)」は、更新申請を認定有効期限の60日前から受け付けると明記しています。満了日の60日前から満了日までが申請期間です。

最初に見るのは介護保険被保険者証です。「認定の有効期間」の終わりの日から60日を数えます。通知が来る時期を推測したり、前回申請した月から1年後と思い込んだりせず、証に印字された日付を基準にしてください。

意外なのは、更新後の有効期間が全員同じではないことです。厚生労働省の案内では更新認定は原則12か月ですが、更新前後の区分が異なる場合は3か月から36か月、同じ場合は3か月から48か月の範囲で市町村が定められます。磐田市の案内ページに一律の月数は書かれていません。次の満了日は新しい結果で確認します。

新規申請から結果までの日数と、結果前に動くときの注意は要介護認定は何日で出る?磐田市は平均30.1日に分けてあります。60日前に出せることは、60日で必ず結果が出るという意味ではありません。

更新申請に揃えるものは5つ

磐田市の更新申請では、書類を一枚出して終わりではありません。市が掲載する持ち物と手順は、次の5つに分けると確認しやすくなります。

  1. 要介護(要支援)認定申請書。更新用の欄を使い、前回の認定結果と有効期限を記入します。
  2. 訪問調査希望票。調査場所、立会う家族、連絡可能な時間を整理します。
  3. 介護保険被保険者証。ピンク色の証は申請時に回収されます。紛失していれば窓口で申し出ます。
  4. 医療保険証。40歳から64歳の第2号被保険者だけ、窓口で提示します。
  5. 主治医意見書の関係書類。窓口で受け取り、本人か家族が病院へ作成を依頼します。

申請場所は高齢者支援課または支所市民生活課です。本人のほか、家族、ケアマネジャー、地域包括支援センターなどが代行できます。家族が平日に動けないことを理由に、期限まで何もしない必要はありません。相談先の役割が曖昧なら、地域包括支援センターとケアマネジャーの違いから確認できます。

主治医意見書は、本人が完成した書類を市へ持っていく流れではありません。作成後は主治医から市へ郵送されます。申請直前に主治医を探すと止まりやすいため、ふだん診てもらっている医師の氏名と医療機関名を先に控えてください。

申請後は訪問調査と主治医意見書が並行する

更新申請後、市の訪問調査員が自宅などを訪ね、心身状態と日常生活を聞き取ります。磐田市は、本人の日頃の状況が分かる家族などの立会いを求めています。

調査日だけ妙に元気だった、反対に寝不足で動けなかった、という一日の印象だけに寄せないことが大切です。「着替えに声かけが要る」「週に何回つまずく」など、普段の頻度と介助の中身をメモにします。できないことを増やして言うのでも、本人の前で遠慮して減らすのでもなく、いつもの状態を伝えます。

訪問調査の結果と主治医意見書をもとに、保健・医療・介護の専門家で構成する介護認定審査会が審査し、市が結果を通知します。認定後は居宅介護支援事業所または地域包括支援センターへケアプラン作成を依頼します。結果前に暫定でサービスを使いたい場合は、居住地区の地域包括支援センターへ相談するよう磐田市が案内しています。

状態が変わったら、更新の60日前を待たない

認定有効期間の途中でも、心身状態が変わり介護の必要度が変わった場合は、随時変更申請ができます。たとえば介助量が増え、今の区分を前提にしたケアプランでは組みにくいなら、満了日まで我慢する話ではありません。

更新を待つ場合との違いと書類の確認順は、要介護認定の区分変更|磐田市の2様式にまとめました。

逆に、更新が近いからという理由だけで介護度が上がるわけでもありません。認定は訪問調査と主治医意見書に基づく審査です。希望するサービスから逆算して状態を誇張するのは違います。サービスの必要性と、認定で確認される心身状態を分けて伝えてください。

担当者との相談が進みにくいと感じたときは、更新申請とは別にケアマネジャーの変更方法と選び方も確認できます。ただし、更新直前に担当を変えること自体を目的にせず、申請の引き継ぎが途切れない順番を先に聞いてください。

良い点は代行できること、迷うのは家族の立会い

磐田市の案内で良い点は、本人だけでなく家族、ケアマネジャー、地域包括支援センターなどが代行できると明記していることです。申請者本人が窓口へ行けない状態だから認定を受けている家庭もあります。本人だけに段取りを背負わせない仕組みは現実的です。

一方、私は訪問調査の立会いを誰に頼むかで迷います。家族が同居していても、日中の様子はデイサービスの職員のほうが知っている場合があります。離れて暮らす子どもが月一回見た姿だけで全部を語るのも危うい。立会う一人の記憶に頼らず、本人、家族、ケアマネジャーが短いメモを共有しておくほうが正確だと私は考えます。

60日前は、決断を急ぐ日ではなく選択肢を残す日

私はサービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」、ふじがおか見付デイサービス、ふじがおか訪問介護センターを運営する側です。住まい、通所、訪問は別契約で、認定更新の結果だけで同じサービスが自動的に続くわけではありません。ここで書くのは、特定の利用者の体験ではなく、利害を持つ運営者としての意見です。

60日前は締切ではない。動き始められる最初の日です。更新を急いで介護度を決め直す日でもありません。証の満了日、主治医、調査に立会う人の3つを確認し、期限切れで選択肢を失わないための日です。

今日、新しい施設やサービスを決める必要はありません。介護保険被保険者証を出して満了日を写真に残す。担当のケアマネジャーへ更新申請を誰が行うか聞く。まだ担当がいなければ、磐田市の介護相談窓口から居住地区の地域包括支援センターを確認してください。

よくあるご質問

認定有効期限の61日前に更新申請できますか。

原則できません。磐田市は認定有効期限の60日前から更新申請を受け付けています。61日前なら、介護保険被保険者証で満了日を確認し、申請書、訪問調査希望票、主治医意見書の依頼先を先に揃えてください。心身状態が変わった場合は更新を待たず変更申請を相談できます。

要介護認定の更新は本人以外でも申請できますか。

できます。磐田市は、本人のほか、家族、ケアマネジャー、地域包括支援センターなどによる代行が可能と案内しています。誰が窓口へ行くかを決め、介護保険被保険者証や主治医の情報が揃うかを事前に確認してください。

有効期限の途中で状態が悪くなったら、更新まで待ちますか。

待つ必要はありません。磐田市は、認定有効期間中でも心身状態が変化し、介護の必要度が変わった場合は随時変更申請ができると案内しています。サービスの利用可否や自己負担は個別条件で変わるため、担当のケアマネジャーか地域包括支援センターへ相談してください。

著者・大石浩之(富士ヶ丘サービス代表取締役・宅地建物取引士)の顔写真

この記事を書いた人:大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

磐田市見付でサービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」、ふじがおか見付デイサービス、ふじがおか訪問介護センターを運営する富士ヶ丘サービス株式会社の代表取締役。介護施設の運営から不動産事業を始め、実家じまい・相続の相談も一件ずつ受けています。プロフィール

参考にした公式情報

認定期間、利用できるサービス、自己負担は個別の状況と時期で変わります。この記事は2026年9月1日に確認した一般的な整理です。ご本人の状況に当てはまるかは、市の窓口、担当のケアマネジャー、または地域包括支援センターに確認してください。

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