在宅生活・調査への回答 / 2026年10月23日

生活のしづらさ調査2026|親の回答を手伝うには

自宅の食卓で調査用紙を指さす高齢の女性と、隣で鉛筆を持ち本人の話を聞く家族。本人の希望を確かめながら回答を手伝う場面を描いたイラスト。
記事の内容をもとに作成したAI生成イラストです。実在する人物・施設ではありません。

親のところに調査票が来たら、家族が代わりに書いてもいいですか?

生活のしづらさ調査は、原則として本人が記入します。本人が書けない場合は、本人の希望に応じた代筆が案内されています。家族の考えで回答を決めず、どんな手伝いを望むかを先に聞いてください。調査への回答は、介護サービスの申込みとは別です。

手帳がなくても調査対象に含まれる場合がある

厚生労働省の「令和8年生活のしづらさなどに関する調査」は、在宅の障害児・者等の生活実態とニーズを把握する調査です。正式な別称は「全国在宅障害児・者等実態調査」です。2026年10月23日に公式の調査概要を確認しました。

対象は全国約5,578の国勢調査調査区に住む人のうち、所定の条件に当てはまる人です。障害者手帳の所持者だけではありません。難病等患者や、長引く病気・けがで生活のしづらさがある人も含まれます。ただし、介護を受けている人全員へ配布する調査ではありません。手帳の有無だけで、家族が対象外と決めないでください。

本人の回答と、文字を書く手伝いを分ける

厚生労働省は、調査票は原則として調査対象者本人が記入すると案内しています。そのうえで、必要に応じた記入支援を示しています。本人が記入できない場合には、本人の希望に応じた代筆が挙げられています。

私は、答えを決める人と、文字を書く人を分けて考えたいと思います。手が動かしづらいから代筆を頼むことと、本人に聞かず家族が回答することは同じではありません。まず「読み上げるのと、書くのと、どちらを手伝おうか」と尋ねる。本人が自分でできる部分まで取り上げないための確認です。

回答を急がせず、質問を一つずつ確かめる

調査概要には、希望に応じた点字版の配布や、手話通訳者の派遣への配慮も記載されています。文字が読みにくい、聞き取りづらいという事情があっても、家族だけですべて解決する前提にはなっていません。必要な支援を調査の担当者へ相談できます。

私の提案は、用紙を開く前に、本人が話しやすい時間と手伝い方を確認することです。質問を読み上げたら、答えを先回りして言わずに待つ。家族の見方と違ったときは、その違いを勝手に訂正しない。質問の意味が分からなければ、回答欄を推測で埋めず担当者へ確かめます。本人の意思を支える考え方も合わせて整理できます。

11月1日と、自宅へ届く日・返す日を分ける

厚生労働省の概要に記載された調査の時期は、2026年11月1日です。調査員が地区内の世帯を訪問し、趣旨を説明して対象者の有無を確認します。対象者がいる場合は調査票を渡し、記入後の郵送返送を依頼する方式です。

全国の調査時期だけでは、磐田市の各家庭への訪問日や返送期限までは分かりません。この記事では市内の対象地区と個別の期限を確認できていません。他市の締切を使わず、届いた案内と市の担当窓口で確認してください。誰から届いた調査か分からない場合も、用紙にある名称を控えて、市の公式窓口へ確かめる順番がよいと私は考えます。

良い点は支援の選択肢があること、注文は説明の具体さ

私は、調査概要が本人による記入を基本にしながら、代筆などの支援を示している点を評価します。書くことが難しい人の声も残すための仕組みです。現在使っているサービスと、これから希望するサービスを別に尋ねる点も、今の利用だけで暮らしを判断しない材料になります。

一方で、家族には「どこまで手伝ってよいか」が残ります。運営者の立場からは、代筆を頼むときの伝え方や、迷った項目の問い合わせ先まで具体的に説明してほしいと思います。家族が書き終えることだけを目標にすると、本人の答えを置き去りにしかねません。困りごとと必要な配慮の伝え方は、調査の担当者へ相談するときにも参考になります。

私は、家族が書く紙にも本人の言葉を残したい

私はこう考えます。用紙が埋まったことより、本人の答えが残ったことを成果にしたい。家族が良かれと思って選んだ答えと、本人が望む答えは同じとは限りません。書く手間は引き受けても、答えを決める役まで引き受けない。疲れたときには区切り、続ける時間や返送の段取りを相談する。これは実際の利用者の体験談ではなく、サービスを運営する私の考えです。

大石浩之(磐田市/不動産業)として、富士ヶ丘サービスの代表取締役を務めています。私はサービスを運営する側であり、契約には利害があります。住まいの「ふじがおか見付連理枝」、ふじがおか見付デイサービス、ふじがおか訪問介護センターは別のサービスです。住まい・通所・訪問の契約や役割を一緒には扱いません。

私にも、負担を減らすためにどこまで手伝うかという迷いがあります。手を出さなければよい、とも思いません。ただ、本人に確かめる工程は省かないと決めています。調査で利用希望を書いても、それだけで住まいや通所、訪問の利用契約にはなりません。支援を探す相談は、調査の返送を待たず、別に進めてよいと考えます。

今日できることは、本人に手伝い方を一つ聞くこと

今日の確認は、調査票が届いているなら「自分で書きたいか、どの部分を手伝ってほしいか」を本人に聞くことです。まだ届いていない家庭は、自分が対象かどうかを推測して回答用紙を探す必要はありません。個別の案内に従って確認します。

調査の質問と介護相談は分けてメモしてください。調査票の意味や期限は調査の担当者へ、日常生活の支援は介護の相談先へ伝えます。地域包括支援センターとケアマネジャーの役割を知ると、相談の目的を整理できます。今日すべての回答や利用希望を決めず、まず本人が望む手伝い方を確かめるところからで十分です。

よくあるご質問

個別の条件を確認する前に、ご家族の疑問を整理します。

家族が本人に代わって回答を決めてもよいですか?

原則は本人の記入です。本人が記入できない場合は、本人の希望に応じた代筆が案内されています。代筆は家族の意見で答えを選ぶこととは分けてください。本人の意思を確かめにくい場合や質問の意味に迷う場合は、推測で埋めず調査の担当者に確認します。必要な支援の方法も、本人の困りごとに合わせて相談してください。

障害者手帳がなければ対象外ですか?

手帳がないことだけでは対象外と決まりません。公式概要は難病等患者や、長引く病気・けがなどで生活のしづらさがある人も対象に含めています。ただし全国のすべての世帯を調べる調査ではなく、対象調査区があります。本人が当てはまるかは訪問した調査員や市の担当窓口に確認し、介護認定の有無だけで判断しないでください。

利用したいサービスを書けば申し込めますか?

調査は生活実態とニーズを把握するためのものです。希望を書く回答と、サービスの相談・申込みは別に扱ってください。本人の暮らしに支援が必要なら、調査票の返送や結果公表を待つ必要はありません。担当ケアマネジャーや地域包括支援センターへ相談し、住まい・通所・訪問を分けて、個別の利用条件を確かめてください。

著者・大石浩之(富士ヶ丘サービス代表取締役・宅地建物取引士)の顔写真

この記事を書いた人:大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

富士ヶ丘サービス株式会社の代表取締役。サービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」、ふじがおか見付デイサービス、ふじがおか訪問介護センターを運営しています。住まい・通所・訪問は別のサービスです。プロフィール

参考にした公式情報

以下の一次情報を2026年10月23日に確認しました。公表日・更新日と開催日は区別しています。

制度・数値・予定は変わることがあります。利用可否・自己負担・必要な支援は個別条件で異なります。医療上の判断は医師等に、サービス内容は各事業所に確認してください。

相談フォーム 電話で相談:0538-33-7070(9:00〜17:30)

運営する側からの実務の案内です。担当のケアマネジャー、または地域包括支援センターに確認を。

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