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車いすの自走式と介助式の違い|磐田で選ぶ

大きな後輪とハンドリムのある自走式、小さい後輪の介助式を並べて相談する場面。記事内容をもとに描いた、手続きや用具を決める前に確認するためのイメージ。
記事の内容をもとに作成したAI生成イラストです。実在する人物・施設ではありません。

Q. 親の車いすは、自走式と介助式のどちらを相談すればいい?

A. 自走式は本人がハンドリムを操作でき、介助者が押すこともできる車いすです。介助式は介助者が押して使い、本人がこぐことは基本的にできません。本人の希望、身体状況、使う場所を福祉用具専門相談員などへ伝え、実機で適合を確認してから選びます。

大石浩之(磐田市/不動産業)です。富士ヶ丘サービスの代表取締役として介護事業を運営しています。車いすを選ぶとき、家族が押しやすいかは外せません。ただ、本人がどこで、どのように動きたいかも同じように確かめたい。この記事は手動車いすの操作方式の比較です。機種の適合、利用可否、介護保険の対象や自己負担は個別条件で変わります。

自走式は本人も介助者も動かせる

自走式の車いすには、車輪の外側に手で操作するハンドリムがあります。本人が前進・後退・方向転換を行える仕組みです。株式会社カワムラサイクルの2026年8月6日公開の解説では、介助者が押すことも可能と説明しています。自走式という名前でも、本人だけで使う専用品ではありません。

介助式は、介助者が後ろのグリップを持って操作します。本人がこぐことは基本的にできません。同社は自走式の後輪は大きく、介助式は小さいと説明しています。ただし、写真の車輪の大きさだけで親に合う機種を決めることはできません。

私は、まず「誰が動かすか」を家族と本人で言葉にするのがよいと考えます。室内では本人が動かし、屋外では家族が押すという希望なら、その両方を相談します。本人が自走できるかの判断は、希望だけで済ませず専門職に実際の操作を見てもらいます。

良い点は、移動の役割を分けて選べること

手動車いすの方式を分けて考える良い点は、本人の操作と家族の介助を、別々に相談できることです。カワムラサイクルは、自走と介助の両方の場面がある場合に、自走・介助兼用タイプも選択肢として挙げています。自走か介助かを、家族のどちらか一人の都合だけで二択にしなくて済みます。

私は、本人の移動する機会を残しつつ、家族が手伝う場面も組み合わせられる点を評価します。全てを自分で動かせるかという問いだけでは、部屋の中で少し位置を変えたいという希望が抜け落ちます。小さな移動も、相談時に伝える価値があります。

一方、選ぶ際に注文したいのは、軽さや小ささだけを結論にしない説明です。介助式が軽量な傾向でも、実際の重さや折り畳み方は機種ごとに違います。押す人が持ち上げられるかと、乗る人が座って過ごせるかを、同じチェック欄に押し込めないようにします。

家の中と通所・外出では確認する場所が違う

車いすの試用では、使う場所を室内、通所、外出に分けて伝えます。ここからは私の確認順の提案です。室内なら、通りたい出入口と曲がる場所を挙げます。外出なら、誰が押すか、車に積む必要があるか、出先でどう過ごすかを挙げます。

通所で使いたい場合は、利用予定の事業所に、持参する車いすの扱いを先に相談します。送迎時と事業所内で同じ機種を使うのか、確認が必要な寸法や条件は何かを尋ねます。名称だけで、どの車いすも送迎に対応すると決めつけないでください。

比較のために借りる場合も、貸出用具が親に適合するとは限りません。磐田市の車いす一時貸出の確認では、受取や返却の段取りを分けています。借りられるかという手続きと、本人が安全に使えるかという確認は別です。

転倒への備えは、方式選びだけでは終わらない

消費者庁は2020年10月8日の注意喚起で、10月10日を「転倒予防の日」と紹介しています。自宅での転倒事故や、ベッドなどから移動するときの事故にも触れています。今回の確認日は2026年10月10日ですが、2026年の新しい事故調査として引用しているわけではありません。

私は、この日を車いすの買い替えを急ぐ日にするより、乗り移る場面まで相談する日にしたいと考えます。自走式か介助式かが決まっても、立ち上がりや移乗の方法が自動的に決まるわけではありません。実機のブレーキや足台の扱いは、取扱説明書と専門職の説明で確認してください。

電動車いすは操作や走行の確認が異なります。今回の手動方式と混ぜず、電動車いすの安全確認を別に参照してください。車いすを使えば転倒を防げると断定せず、本人の動作と環境に合うかを確かめます。

私は、本人の希望を聞いてから実機を確かめたい

車いす選びで本人の希望を聞くときは、機種名より「どこまで自分で動きたいか」を尋ねるのが私の提案です。家族が押して移動する時間だけを想定せず、家で過ごす時間も含めて考えます。本人が動かしたいと思う場所と、介助を頼みたい場所を分けて残します。

私はこう考えます。家族が運びやすいという理由だけで、本人の動く方法を決めない。相談の場では、本人の希望を書いた紙と、家族が困る作業を書いた紙を並べたいと思います。座る人の希望を聞いた後で、押す、畳む、積むという家族の仕事を確認する。どちらも無理なく続けられるかを、実機の前で相談する順番です。

正直に言えば、本人の希望と介助する家族の負担が重なる場面では、私も文章だけで答えを出せません。試用して初めて分かることを残したまま、「こちらが上」とは決めたくない。決定を持ち帰ることも、用具選びの作業の一部だと考えます。

今日用意するのは、買う機種名より使用場面

車いすを相談する前には、使いたい場所、本人が操作したい場面、介助する人が難しい作業を一枚に書きます。福祉用具専門相談員などへ渡し、何を試すか決めてもらうための材料です。候補を注文する前に、この紙を作るところから始められます。

利用が始まった後の違和感も相談の材料です。福祉用具のモニタリングで家族が伝えることでは、使用中の変化を記録する方法を整理しています。選んだ日に適合を確かめて終わりにせず、使う場所や介助の状況が変わったら伝えます。

運営する側から言うと、車いす選びを自社への通所や入居の勧誘に結びつけません。私が運営するサービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」は住まいです。ふじがおか見付デイサービスは通所、ふじがおか訪問介護センターは訪問です。住まいと介護サービスは契約が別で、用具の適合も各利用場面に沿って確認します。

よくあるご質問

この記事のテーマについて、利用や申請を決める前に確認したい疑問を整理します。

自走式を家族が押してもよいですか。

自走式は本人がハンドリムで操作できるほか、介助者が押すこともできます。ただし、押す人の操作やブレーキの扱いは機種ごとに確認が必要です。本人が自分で動く場面と家族が押す場面を伝え、両方の使い方を専門職と実機で確かめてください。自走式という名称だけで、親が一人で安全に動かせるとは決まりません。

介助式なら必ず軽くて扱いやすいですか。

介助式には軽量でコンパクトな機種がありますが、全ての機種で扱いやすさを保証するものではありません。本人がこぐことは基本的にできないため、介助する人の手配も含めて考えます。実際の重さ、畳み方、車への積み込み、押す操作を確認し、本人の座り方や使う場所への適合も専門職へ相談してください。

通所に使う車いすは先に買ってよいですか。

通所のために購入する場合も、先に利用予定の事業所へ持参用具の扱いを相談してください。送迎と事業所内での利用では確認事項が異なる場合があります。本人の状態や希望を福祉用具専門相談員などに伝え、実機の適合を確かめます。介護保険の利用可否や自己負担も個別条件で変わるため、購入前に確認します。

大石浩之、富士ヶ丘サービス代表取締役・宅地建物取引士の著者写真

この記事を書いた人:大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

富士ヶ丘サービス株式会社の代表取締役。介護事業を運営し、不動産業では実家じまい・相続の相談も受けています。プロフィール

参考にした公式情報

以下の一次情報を2026年10月10日に確認しました。

自社サービスについては、電話または相談フォームから確認できます。相談だけでも構いません。

相談フォームを開く 電話で相談(0538-33-7070/9:00~17:30)

制度・数値・手続きは変更される場合があります。利用可否や自己負担は個別条件で変わります。税の適用は税務署や税理士へ、用具の適合は専門職へ、申請や指定は各担当窓口へご確認ください。介護の利用に関する個別の判断は、担当のケアマネジャー、または地域包括支援センターに確認を。

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