退院後の介護とリハビリ / 2026年9月20日

訪問リハと通所リハの違い|磐田で選ぶ前の確認

自宅で専門職と生活動作について相談する場面と、家族と通所施設へ向かう場面を並べたイラスト
記事の内容をもとに作成したAI生成イラストです。実在する人物・施設ではありません。

退院後の親には、家に来てもらうリハビリと通うリハビリのどちらが合う?

訪問リハビリテーションは専門職が自宅を訪問し、通所リハビリテーションは施設へ通って受ける支援です。磐田で選ぶ前に、親が自宅で困る動作、移動の負担、本人の希望を整理して主治医とケアマネジャーへ相談してください。効果の優劣は一律に決められず、利用可否や費用も個別条件で異なります。

利用できる制度、医師の判断、本人の状態、事業所の対応によって選択肢は変わります。費用も一律ではありません。大石浩之(磐田市/不動産業)として介護事業を運営する側から、主に介護保険の訪問・通所リハビリテーションを比較するための確認を整理します。

違いの出発点は、自宅へ来るか施設へ通うか

厚生労働省の介護サービス情報公表システムは、訪問リハビリテーションを、専門職が利用者の自宅を訪問する支援と説明しています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが、暮らしの自立を支えるリハビリテーションを行います。

通所リハビリテーションは「デイケア」とも呼ばれます。介護老人保健施設、病院、診療所などの施設へ通って受ける形です。どちらも自宅での生活を支える目的があります。自宅で受ける方が効果的、施設に通う方が効果的と、場所だけで順位は付けられません。

訪問リハは訪問介護と同じサービスではありません。通所リハと、日常生活の支援などを行う通所介護も区別します。デイサービスとデイケアの違いから確認できます。

訪問リハと通所リハを、家族の確認事項で比べる

訪問リハと通所リハを選ぶときは、場所の違いを、本人が何をしたいかという質問に置き換えます。次の表の確認事項は家族向けの相談メモであり、特定の事業所の提供内容を保証するものではありません。

比較する点訪問リハ通所リハ
受ける場所本人の自宅へ専門職が訪問する。リハビリテーションを行う施設へ通う。
暮らしの相談実際の室内や家具の配置を踏まえ、何を相談できるか聞く。自宅で困る動作を伝え、施設での支援とどう結び付けるか聞く。
移動の確認自宅が訪問対応の範囲に入るかを確認する。送迎の範囲、乗降、乗車中の負担を確認する。
続ける条件訪問時に家族が同席する必要や、準備する場所を聞く。出発準備から帰宅後まで、本人と家族が続けられるか考える。
利用可否医師やケアマネジャーに本人の条件を確認する。医師やケアマネジャーに本人の条件を確認する。

生活動作は「歩けるか」より具体的に伝える

退院後のリハビリを相談するときは、本人が自宅で困る動作を一つ選んで伝えます。「もっと歩けるようになってほしい」という家族の願いだけでは、どの生活場面を支えたいのかが伝わりにくくなります。

たとえば、ベッドから立つ、トイレへ向かう、玄関を出る、といった場面を分けます。これは実在する利用者の体験談ではなく、相談のための例です。「どこで・何をするとき・どんな手助けが必要か」を書くと、家族と専門職が同じ場面を話せます。

磐田の見付の実家へ退院する予定なら、病院内での動作と自宅の間取りを、同じ条件と思わないようにします。

本人に無理な動作をさせて確かめるのではなく、普段の様子と既に困っていることを伝えます。退院日と家の準備の整理は、退院後の介護を何から始めるかの記事も材料になります。

通所の負担は、玄関を出る前から数える

私は、通所の移動手段を相談できることは良い点だと考えます。ただし、通所リハを検討するとき、移動の負担には乗車時間だけでなく、外出の準備や乗り降りも含めて考えます。送迎があっても、本人が無理なく通えるかは別の確認です。

朝の着替え、出発までの食事、玄関までの移動、帰宅後の休息を順に見ます。家族が付き添う必要がある部分と、事業所に確認する部分を分けてください。送迎車が家の前まで来られるか、乗降をどこまで支援できるかは、具体的な住所と動作の状態を伝えて尋ねます。

訪問リハなら移動の負担がなくなる分だけ必ず適している、とも言えません。訪問範囲や訪問時の支援内容、本人の希望などの条件を確認します。訪問と通所を、家族が便利な方だけで決めず、本人が何を続けたいかを軸に相談してください。

全国8,030事業所でも、磐田の利用可否は分からない

厚生労働省「令和6年介護サービス施設・事業所調査」は2025年12月19日公表です。概況3頁の表1では、2024年10月1日時点の通所リハビリテーションは全国8,030事業所。前年の8,124から94事業所、1.2%減っています。

8,030は利用者の人数ではなく、全国の活動中の事業所数です。介護予防通所リハビリテーションの欄とは別に示されています。2026年9月現在の磐田の受入れ状況を表す数値でもありません。

私は、全国にいくつあるかより、親の暮らしに合う支援を受けられるかを先に確かめたいと考えます。数が減ったという統計から「早く契約しないと」と家族を急がせるのは違います。支援の効果の比較にも、この事業所数は使えません。

利用条件と費用は、主治医とケアマネジャーへ

退院後のリハビリを選ぶ前には、主治医や退院支援担当者に、必要な支援と利用する制度を確認します。介護保険と医療保険の扱い、要介護認定などの条件を、記事だけで自分に当てはめないでください。

ケアマネジャーには、自宅で困る動作、移動の負担、本人の希望を一緒に渡します。

費用を比べる段階では、利用予定の回数や時間、自己負担割合、別に必要になる支出を確認します。本記事では定額の料金を示しません。見積もりの条件が違うまま一回分の金額だけで比べないことです。ケアプランに本人と家族の意向を伝える方法も参考にしてください。

運営する側から言うと、通えるだけで決めない

私は、住まいの「ふじがおか見付連理枝」、通所介護のふじがおか見付デイサービス、訪問介護のふじがおか訪問介護センターを運営する側です。住まいと介護サービスの契約は別です。自社の通所介護を通所リハ、訪問介護を訪問リハとして案内することはしません。

提供側として利害があるからこそ、私は「通えるなら通所にしましょう」で終えたくありません。親が自宅でどんな動作を続けたいか、通った後の生活まで無理がないか。その材料を聞く前に、どちらが合うかは私にも決められません。

本人は外へ出たい、家族は疲れさせたくない。そんな希望が並ぶ場合、どちらを優先するか私も迷います。だから、本人の希望を消して二択にせず、専門職に条件を確かめる時間を残す。

今日書くのは、困る動作と移動の心配を一つずつ

今日できる確認は、親に続けたい生活動作を一つ聞き、家族が気になる移動の負担を一つ書くことです。その二つを主治医やケアマネジャーに渡し、必要な支援と利用条件を確かめます。

よくあるご質問

ご家族が迷いやすい点を、2026年9月20日に確認した情報で整理します。

通所リハはデイサービスと同じですか。

通所リハビリテーションはデイケアとも呼ばれ、施設へ通ってリハビリテーションを受けるサービスです。デイサービスと呼ばれる通所介護とは別の種別です。「通う」という共通点だけで内容を同じと考えず、本人に必要な支援が何か、検討中の事業所がどのサービスを提供するかを確認してください。

施設へ通えるなら通所リハを選べばよいですか。

通えることだけで決めず、自宅で困る動作、送迎を含む移動の負担、本人の希望を整理して相談します。訪問リハにも訪問範囲などの条件があり、場所だけで効果の優劣は決められません。主治医やケアマネジャーに生活の具体的な場面を伝え、本人の状態と続けやすさに合う支援を確認してください。

訪問リハと通所リハは、どちらが安いですか。

自己負担は、利用する制度、認定、負担割合、利用時間や回数、事業所の内容などで異なります。一定の料金だけで安い方を決めることはできません。予定している利用条件をそろえ、月の負担と別に必要な費用をケアマネジャーや事業所に確認してください。利用できるかどうかも、先に個別の確認が必要です。

著者・大石浩之(富士ヶ丘サービス代表取締役・宅地建物取引士)の顔写真

この記事を書いた人:大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

磐田市見付でサービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」、ふじがおか見付デイサービス、ふじがおか訪問介護センターを運営する富士ヶ丘サービス株式会社の代表取締役。介護施設の運営から不動産事業を始め、実家じまい・相続の相談も一件ずつ受けています。プロフィール

参考にした公式情報

本文の制度・注意事項は次の一次情報を確認しました。確認日は2026年9月20日です。

本文はサービス種別を比べるための一般的な整理です。治療やリハビリの効果を断定するものではありません。制度、利用可否、支援内容、自己負担は本人の状態や時期により異なります。医療面は主治医に、具体的な利用はケアマネジャーや事業所に確認してください。

相談だけでも構いません。入居や契約を決める前の整理にお使いください。

介護相談フォームはこちら 電話で相談(0538-33-7070/9:00~17:30)

介護サービスの利用については、担当のケアマネジャー、または地域包括支援センターに確認を。

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