通所サービスの比較 / 2026年9月28日

認知症対応型通所介護とデイサービスの違い|磐田

通所先の相談で、高齢の女性の話を家族と職員が同じテーブルで聞くイラスト
記事の内容をもとに作成したAI生成イラストです。実在する人物・施設ではありません。

認知症の親には、普通のデイサービスと何が違うのでしょうか。

認知症対応型通所介護は、認知症の人を対象にした通所サービスです。一般の通所介護も日帰りで生活を支えますが、名称だけでは本人に合う支援は分かりません。磐田で選ぶ際は、認定区分などの利用条件と、困った場面での対応を別々に確認します。利用可否・費用は個別条件で異なり、診断だけで契約先は決まりません。

認知症対応型通所介護は、対象者から区別する

認知症対応型通所介護は、認知症の人を対象に、日帰りで生活を支えるサービスです。磐田市は、認知症専用のデイサービスセンターなどで介護や機能訓練を行うものと説明しています。一般の通所介護とは別の区分です。

一般の通所介護は、デイサービスとも呼ばれ、日帰りで食事・入浴・機能訓練などを行います。磐田市の「介護保険サービスの種類」を2026年9月28日に確認しました。同ページは2022年7月4日更新で、今回新しく始まった制度として紹介するものではありません。

比べる項目認知症対応型通所介護一般の通所介護
対象から見た特徴認知症の人を対象にした通所サービス日帰りで生活上の介護などを受ける通所サービス
市の案内での区分地域密着型サービス居宅サービス
家族が聞くこと本人の状態に合う支援、利用条件、送迎や費用を個別に確認

名称に認知症と付いているかだけで、一般の通所介護では相談できないと決める必要はありません。一方、どの事業所でも同じ対応ができるという意味でもありません。診断や認定区分と、日常の困り事を伝えて確認するところから始めます。

小規模かどうかを比べたい場合は、地域密着型通所介護と通所介護の違いを別に確認してください。認知症対応型という対象者の区分と、事業所の規模を示す区分を混ぜないためです。

全国3370事業所は、磐田の利用枠ではない

厚生労働省の令和6年介護サービス施設・事業所調査では、認知症対応型通所介護は全国3370事業所です。2024年10月1日現在で活動していた事業所の数で、結果は2025年12月19日に公表されました。

前年の3505事業所から135事業所、3.9%減っています。同じ表の通所介護は24585事業所です。結果概要の冊子3頁・表1には、複数サービスを提供する事業所は、それぞれの区分へ計上する注記があります。足し合わせて別々の建物の総数とみなすこともできません。

私は、サービスの種類が統計でも分かれている点は、家族が名称を整理する助けになると考えます。ただし、過去の全国集計を、磐田で親が通えるかどうかの答えに使ってはいけません。数字から、個別の送迎範囲や受けられる支援は分かりません。

認知症対応型の事業所数が減ったと聞けば、家族が焦る気持ちは理解できます。それでも、全国の減少を理由に契約の確認を飛ばすのは違います。家族に必要なのは、候補の事業所へ本人の状況を伝えたうえで得られる回答です。

本人の言葉と、家族が困る場面を分けて持参する

認知症の親の通い先を相談する際は、診断名に加えて、普段の生活で何が起きているかを伝えます。以下は面談の準備として私が勧める整理方法です。特定の利用者に起きた出来事を紹介しているわけではありません。

メモを「本人の希望」「家族が見たこと」「助けてほしいこと」に分けます。本人の言葉と、家族の推測が同じ欄に並ぶと、本人は望んでいない過ごし方を、家族が希望していると気づきにくくなるためです。

たとえば質問項目として、落ち着いて過ごせる場所、食事やトイレで困る場面、初めての場所への気持ちを挙げます。分からないことは空欄で構いません。困った行動の一覧だけでなく、好きなことや続けたい日課も聞いてみてください。

家族の都合も隠す必要はありません。「仕事の日中に支えがほしい」という希望と、「本人は外出に気が進まない」という気持ちは、両方とも相談の材料です。どちらか一方をなかったことにせず、支援者と組み立てを考えます。

本人の意思を確かめる考え方は、認知症の人の意思決定を支える確認に整理しています。診断されたことを、家族だけで決めてよい理由にしない。それが私の出発点です。

契約前には、対応できる場面を具体的に聞く

認知症への支援を比べる面談では、「認知症に対応していますか」という一問で終わらせないほうが、選ぶ材料を増やせます。対応という言葉の中に、どんな支援が含まれているかを確かめるためです。

  • 本人が落ち着かないとき、どのように声をかけますか。
  • 集団の活動に参加したくないとき、どう過ごせますか。
  • 食事・排泄・移動で、本人に必要な介助を相談できますか。
  • 利用中の様子や困り事は、家族へどう伝わりますか。
  • 本人の状態が変わったとき、誰と利用方法を見直しますか。

質問は、どの事業所でも同じ支援があると想定したものではありません。「できること」と「できないこと」を聞くための例です。候補ごとの回答を並べれば、名称や印象だけで比べる状態から一歩進めます。

利用対象、本人の住所との関係、認定区分、自己負担は、個別条件で異なります。要支援の場合も同じ名称だけで判断せず、介護予防などの該当する区分を相談してください。費用は一律の金額を当てはめず、候補先の説明で内訳を確認します。

見学に進むときは、デイサービス見学で確かめることも使えます。見学を契約の約束にせず、本人が過ごす様子を考えるための機会として位置づけます。

運営する側から、まだ選ばない時間を残したい

私は大石浩之(磐田市/不動産業)です。富士ヶ丘サービスの代表として、住まい・通所・訪問の事業を運営しています。自社の通所介護は、ふじがおか見付デイサービスです。認知症対応型通所介護として紹介しているのではありません。

私は、名前で契約を決めないでほしいと考えます。親がどんな一日を過ごせるかを聞く。今日の成果は、契約書が埋まることより、本人について分かったことが一つ増えることです。サービスを売る側だからこそ、この順番を守りたいのです。

慣れた通所先を続けるほうがよいのか、別の支援を検討するほうがよいのか。私にも、診断名だけでは判断できません。本人の反応と家族の負担を聞き、担当のケアマネジャー等と考える余地を残します。

サービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」は住まいです。ふじがおか訪問介護センターは訪問介護で、通所とは別です。住まいと介護サービスの契約も別であり、通い先の相談から入居まで一度に決める必要はありません。

よくあるご質問

ご家族が確認するときの疑問を整理します。

認知症と診断されたら、認知症対応型に限られますか。

診断名だけで、一般の通所介護を候補から外す必要はありません。本人に必要な支援を各事業所が提供できるか、個別に確認します。認知症対応型は認知症の人を対象とする区分ですが、名称だけで相性や利用可否までは決まりません。本人の希望、認定区分、困っている場面を担当のケアマネジャー等へ伝えてください。

要支援の親でも、通い先の相談はできますか。

要支援の人も、地域包括支援センター等へ通い先を相談できます。ただし、要介護の通所介護と同じ条件で利用できるとは限りません。認知症対応型にも介護予防の区分があり、統計上も別に掲載されています。認定結果と診断の状況を伝え、該当するサービス区分と候補先を確認してから、個別の費用や利用方法を聞いてください。

全国の事業所数が減っているなら、契約を急いだほうがよいですか。

2024年10月1日現在の全国3370事業所という数字は、磐田市の現在の利用枠を示していません。全国の減少だけを理由に、本人の意向や支援内容の確認を省く必要はありません。希望する時期に利用できるかは、ケアマネジャー等と候補先へ個別に確認します。統計と家族の契約判断は切り分けて考えてください。

著者・大石浩之(富士ヶ丘サービス代表取締役・宅地建物取引士)の顔写真

この記事を書いた人:大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

磐田市見付でサービス付き高齢者向け住宅「ふじがおか見付連理枝」、ふじがおか見付デイサービス、ふじがおか訪問介護センターを運営する富士ヶ丘サービス株式会社の代表取締役。介護施設の運営から不動産事業を始め、実家じまい・相続の相談も一件ずつ受けています。プロフィール

参考にした公式情報

以下は2026年9月28日に確認した一次情報です。

制度・利用可否・自己負担は個別の状況と時期で変わります。本記事は一般的な整理です。本人に合う支援は、診断名だけで決められません。介護の支援は、担当のケアマネジャー、または地域包括支援センターに確認してください。

介護相談フォームはこちら 電話でも相談できます(0538-33-7070/9:00〜17:30)

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